
西村です。
先日、つぎのようなご質問をいただきました。
読んでみますね。
娘は3年、4年生の頃から算数を苦手としています。
特に小数や分数の計算が苦手のようで、塾の先生とも課題を相談しながら進めているのですが、なかなか改善が見られません。
また、文章題も苦手なようで、問題文の内容や条件などが整理できないようです。
現在の集団指導に加えて個別指導を追加し、苦手なところの対策も考えてはいるのですが、費用面もあり決断しきれません。
家庭でできるような対策があればぜひ教えていただきたいです。
また、その際に使うといい問題集やドリルがあれば、あわせて教えていただきたく思います。
カンガルーの肩さん、ご相談いただきまして、ありがとうございます!
算数の苦手が小数・分数の計算と文章題に表れているなら、対策の軸は「数の意味」と「数量の関係を整理する作業」です。
小数や分数の計算を改善するには、計算方法と、その計算をする理由をセットで理解することが大事です。
たとえば、0.3と0.25を足すときに小数点をそろえるのは、同じ位どうしを足すためですよね。
2分の1と3分の1を通分するのは、分けた一つ分の大きさをそろえるためです。
娘さんはこのようなことを理解できているか、確認してあげてください。
また、最近間違えた問題を見ながら、「最初に何をする?」「なぜそうする?」と聞き、どの段階から説明が難しくなるかを一緒に確かめましょう。
家庭では、一日に一つの計算パターンに絞ります。
解き方と理由を確認してから類題を3問ほど解いて、翌日にも同じ型を解けるか確認したいです。
教材は、受験研究社の
『小学算数 にがてな小数の計算に強くなる!』
『小学算数 にがてな分数の計算に強くなる!』
がおすすめです。
計算を細かなパターンに分け、途中式まで掲載しているため、つまずいた箇所を見つけやすいです。
文章題は、問題文を一文ずつ区切り、数字と単位を丸で囲み、聞かれていることに線を引きます。
次に、一文ごとの数量関係を線分図や表に置き換え、「この数字は何を表すか」「何がわかれば答えが出るか」を言葉にしてから式を立てます。
練習には『小5 標準問題集 文章題・図形』の基本問題が使いやすいと思います。
一日一題を選び、正解に加えて、この整理を自分でできたかまで見ていきましょう。
3,4年生から苦手であれば、以上の方法で2~3週間取り組んでも、つまずきの位置が特定できない場合は、個別指導を加える意味があります。
その際は期間を1~2か月に区切り、「小数・分数のどこまで戻るかの診断」と「文章題を図にする練習」を具体的に依頼しましょう。
目的を絞ることで、集団授業の内容を理解できる状態にもつなげやすくなります。
小数・分数は数の意味から理解し、文章題は一文ずつ数字・単位・数量関係を図や表に整理してから、式を立てる練習をします。
ということで、今回は「苦手な算数の学習の進め方」についてお伝えしました。

