
西村です。
先日、つぎのようなご質問をいただきました。
読んでみますね。
志望校・受験校の絞り込みも終え、ここからは合格を勝ち取れるよう、親子ともども駆け抜けていきたいと思っています。
ただその前に、模試の志望校判定のことで確認させてください。
7月に合不合判定テストを受験したところ、第一志望はC判定・第二志望はB判定でした。
4月に受けた同テストでは、第一志望はD判定・第二志望はC判定だったこともあり、判定がよくなったことに少し喜んでいます。
判定結果がよいとどこか安心してしまいますし、悪ければ志望校を見直したほうがいいのかと焦り、不安になります。
こうした志望校判定は、実際どの程度信用してよいものなのでしょうか。
また、受験が近づくにつれて、志望校判定をどの程度重視していけばよいのかについても、教えていただきたいです。
トナカイの前足さん、ご相談いただきまして、ありがとうございます!
7月の第一志望C判定、第二志望B判定は、よい変化として受け止めてよいです。
同じ合不合判定テストで、第一志望がDからC、第二志望がCからBへ上がったのですから、4月より受験者の中での位置が上がったと見てよいです。
ただし、7月の判定だけで合格の見通しが立ったとは言えません。
C判定は合否が五分五分の位置であり、B判定も合格を保証する数字ではありません。
合不合判定テストでわかるのは、幅広い受験者の中で見た現在の学力と、志望者内での位置です。
学校ごとの出題形式との相性までは十分に反映されません。
記述の多い学校、算数の配点が高い学校、問題量が多く処理速度を求める学校では、同じ偏差値でも合否が分かれます。
そのため、模試の判定は、1回の結果ではなく、直近2~3回の推移を見ましょう。
合格可能性を判断するうえで、最も信ぴょう性が高いのは、志望校の過去問を解き、その得点と、その年度の合格最低点との差を見ることです。
過去問では、その学校の出題形式、問題量、配点、求められる処理速度との相性まで確認できます。
過去問は、初めて見る問題を本番と同じ制限時間で解き、記述問題も厳しく採点したうえで、直近3回分を見ましょう。
年度によって難度が変わるため、1回の得点だけで判断せず、3回の傾向を確認します。
3回中2回で合格最低点の9割前後まで届いていれば、合格を狙える位置に近づいています。
毎回、合格最低点との差が大きい場合は、どの科目で何点足りないのかを確認し、補強する分野を決めます。
第一志望は現時点で見直す状況ではありません。
9月、10月は合不合判定で受験者全体の中での位置を確かめながら、過去問で志望校との距離を測りましょう。
11月末に、直近2~3回の模試の推移と過去問3回分の得点を合わせて、受験校の組み方を調整するのが現実的です。
模試判定は直近2~3回の推移を見ます。
合格可能性は、志望校の過去問3回分の得点と各年度の合格最低点との差を見て判断しましょう。
ということで、今回は「模試の見方と過去問からの志望校判定」についてお伝えしました。

