回答者:にしむら先生

西村です。
先日、つぎのようなご質問をいただきました。
読んでみますね。

中学受験を見据えて、来年春頃から集団指導塾に通うつもりです。
子どもも私たち保護者も、初めての受験塾のため、いろいろとわからないことだらけです。
今後通塾していくうえで、親子で知っておいたほうがいいことがあれば、教えていただきたいです。
具体的には、入塾前に準備しておくことはあるか、通塾によって日常生活はどの程度変わるか、学年が上がることに伴い費用はどのように変わっていくのか、保護者が覚悟しておくべきことはあるか、といったことについて教えていただけるとありがたいです。

ハムスターのお腹さん、ご相談いただきまして、ありがとうございます!
新4年生から集団塾に通い始めるのは、中学受験では一般的なタイミングです。
入塾前に知っておいてほしいのは、塾に入ると生活も家計も親子の会話も、少しずつ受験中心になっていくということです。
4年生では週2日前後の通塾でも、5年生、6年生と進むにつれて授業時間、宿題、模試、季節講習、志望校別講座が増え、土日まで塾の予定で埋まるようになります。
費用も月謝だけでは済みません。
教材費、テスト代、季節講習、特別講座、場合によっては個別指導や家庭教師まで加わるので、4年生の月謝ではなく、6年生までの総額を塾に確認し、想定より1.5倍程度かかっても家計が持つかを見ておくと安心です。

そして、通塾したからといって偏差値が上がるとは限りません。
周囲の子も同じように勉強しているので、本人の学力が伸びていても偏差値が横ばいになることは普通にあります。
そのため、成績だけで「塾が合っている」「合っていない」と判断せず、授業内容を理解できているか、宿題が回っているか、本人が前向きに通えているかを見てください。
保護者の仕事も想像以上にあります。
予定管理、教材整理、宿題の優先順位づけ、学校説明会、模試の振り返り、送り迎えなど、塾に任せれば終わるわけではありません。

さらに、塾は入るより辞める方が難しくなります。
友人関係ができ、ここまでかけた時間と費用も大きくなるからです。
だから入塾前に、「睡眠が削られる」「本人が長期間つらそう」「家庭が回らない」など、見直す条件を親子で決めておくとよいでしょう。
塾は中学受験を進める強力な仕組みですが、その仕組みに家庭全体が飲み込まれないよう、最初から距離感を決めておくことが大切です。

ということで、今回は「入塾前の準備と覚悟」についてお伝えしました。