回答者:にしむら先生

西村です。
先日、つぎのようなご質問をいただきました。
読んでみますね。

現在、小学3年生の息子が中学受験をすることになり、週2回、中学受験専門塾に通い始めました。
今はサッカーとスイミングにも通っており、本人はどちらも続けたいと言っています。
しかし、今後、塾の宿題や復習に追われ、睡眠時間が短くなったり、習い事に行く余裕がなくなったりするのではないかと心配です。
中学受験をする場合、4年生、5年生、6年生では、それぞれ毎日どれくらい家庭学習をする必要があるのでしょうか。
また、習い事はいつ頃まで続けられるものなのか、回数を減らしたり休会したりする判断基準についても教えていただきたいです。

アライグマの背中さん、ご相談いただきまして、ありがとうございます!
家庭学習時間はお子さんの集中力、学力、めざす学校のレベル、通っている塾によって大きくかわるので、「これくらい勉強しないといけない」ということはありません。
また、勉強時間が長くても、集中して取り組んでいなければ効果は期待できません。

そのような前提で、学年別の勉強時間の目安をお伝えすると、下記のような時間になります。
⚫︎塾のない日の家庭学習時間の目安
小3 平日:30分〜1時間 週末(祝日)1時間〜2時間
小4 平日:1時間〜2時間 週末(祝日)2時間〜3時間
小5 平日:2時間〜4時間 週末(祝日)4時間〜8時間
小6 平日:3時間〜5時間 週末(祝日)8時間〜10時間

家庭学習の中身は、塾の宿題とテストの解き直しが中心になります。
漢字や計算は、できるだけ毎日取り組むのが理想です。

習い事については、4年生まではサッカーとスイミングを続けてもよいと思います。
体を動かす時間が気分転換になり、塾以外にも自分の居場所があることで、受験勉強を続けやすくなる子もいますし、体力もつきます。
ただし、中学受験勉強の要となる小5になると、2科受験で「入れる学校に入れればいい」という考えでない限り、習い事との両立はかなり困難になります。

そこで、小4の終わりが、習い事整理のタイミングになります。
また、塾と習い事で平日の予定がすべて埋まる組み方は避けたいです。
週に最低1日は、塾にも習い事にも行かず、家庭学習に使える日を確保したいところです。
習い事を減らす目安は、塾の宿題が毎週残る、就寝時刻が遅くなる、授業中に疲れて集中できない、テスト直しができないといった状態が続いたときです。
その場合も、すぐに退会するのではなく、まずは週2回を週1回にする、試合や発表会の時期だけ休む、5年生から休会するといった方法を検討するのがいいですね。

スケジュールは、1週間単位で考えてください。
塾、習い事、就寝時刻を先に書き込み、そのうえで、塾の宿題をどの曜日に取り組むかを決めます。
「空いた時間に勉強する」ではなく、月曜日は算数、火曜日は国語、土曜日の午前中に理社の復習というように、具体的に割り振りましょう。
勉強時間や習い事の数に、すべての家庭に当てはまる正解はありません。
塾の宿題、睡眠、本人の体力の3つが保てている間は続け、どれかが崩れ始めたら予定を整理しましょう。

ということで、今回は「勉強時間と習い事」についてお伝えしました。