
西村です。
先日、つぎのようなご質問をいただきました。
読んでみますね。
保護者はどこまで学習に関わってよいか、日々悩んでいます。
中学受験本を読むと「保護者はあまり子供の学習状況に関わらないほうがいい」ということが書かれてありますが、正直私はそうは思いません。
子供の学習習慣や理解度を把握するためには、保護者から子供への働きかけは大事だと思いますし、子供が理解できていないところで私がわかるのであれば、教えたほうが効率がいいようにも思います。
ただ、あまり口を出しすぎるのもよくないとは思っています。
ですので、日頃やテストの前後など、どのような声かけをしてあげるとよいか、そういった点を教えていただきたいです。
それとも、やはり保護者は子供の学習にあまり関わらないほうがいいのでしょうか。
きりんの耳さん、ご相談ありがとうございます!
中学受験のための勉強は学校の勉強よりも広く深い「特殊な勉強」なので、親が関わらないと、気づいたら子供は塾に通っているだけで授業内容は身についていない、宿題もちゃんとやれていないということになりかねません。
自分で立てたスケジュールに沿って、自分から勉強に取り組める小学生は、まずいないですからね。
子供が主体的にスケジュールを立てて勉強に取り組めるようになるのは、中2になってからくらいを目標にして、小学生の間は子供の学習状況を把握して、教えられるのであれば教えるのが望ましいです。
ただし、勉強内容を教える場合は、注意点が3つあります。
ひとつめの注意点は、塾の教え方と異なる教え方をしないことです。
塾のテキストやテストの解説動画をチェックしたり、お子さんに「ここはどんなふうに教わった?」と聞いたりしながら、塾の先生の教え方に沿って教えると、お子さんの理解が定着しやすくなります。
ふたつめの注意点は、教えすぎないことです。
ときどきファミレスや喫茶店で、わが子に必死に勉強を教えているのに、子供の方は上の空、そんな光景を見かけます。
たとえ上手に教えても、子供が当事者意識を持って学ばなければ身につきません。
勉強は「教える」より「引き出す」姿勢で、子供に考えさせるのがコツです。
「いったんここまででわかったことを説明してみて」というように、子供に説明させましょう。
3つめの注意点は、子供の自己肯定感を下げないことです。
「できなくてあたりまえ」「できたらすごい」、そんなスタンスでお子さんのやる気を高めながら勉強を見てあげましょう。
テスト前は「問題文をちゃんと読むんだよ!」という抽象的な声かけよりも、
「問題文で何を聞かれているかということと、どう答えるのかということが書かれているところに線を引くんだよ!」
という具体的な行動を促す声かけの方が効果があります。
テスト後は、「あとちょっとでできた問題はどこ?」と聞いて、すぐできそうな問題から解き直しに付き合ってあげることです。
そして「もしここができたら○点だったね!本当はそれだけの力があるんだよ」と伝えてあげて、自信につなげてあげましょう。
ということで、今回は「学習サポートと声かけの例」についてお伝えしました。

